
このようなお悩みにお応えします。
就職活動をするうえで、必須となるのが自己分析ですよね。
しかしいくら自分の過去を振り返ってみても、納得できる自己分析ができる人は少ないです。
「入りたい会社に合わせた自己分析になってしまう...」
「これが本当に自分を表しているのかな...」
筆者である僕もこのように自己分析の沼にはまり、自分にはどんな仕事が向いているんだ?と毎日悩み続けました。
そこで10冊以上自己分析の本を読み、過去の自分を振り返ったことで、最終的に自分が納得する自己分析をすることができ、結果的に第一志望だった企業に内定を頂くことができました。
そこで本記事では、自己分析がいつまで経っても終わらないという方に向けて、僕がどのように自己分析を終わらせたかについて紹介していきます。
自己分析をしっかりすると、面接で深掘りされたときも即答できるようになるのに加え、実際に働き始めてからも人生の軸がぶれなくなります。
あなたが自己分析で悩まれるであろうことを全て体験してきた自負があるため、ぜひ参考にしてください。
目次
自己分析をやる目的
まず始めに、僕が自己分析を行う中で、自己分析をやる目的について述べます。
僕が考える自己分析をやる目的は、
将来自分のなりたい姿を想像し、それに向けてなにが必要かを考え、自分が苦手なことじゃないことを分析し、手段としての会社に就職する。
ということです・
ただ自己分析をして、自分のことを知るだけでは、ただの占いと一緒です。
自己分析をもとに
どのような会社に就職するのか
どういった生き方をするのか
という方向感をつける必要があります。
ではどのようにその考えにいたったのか?
自己分析の過程を振り返ると、大きく分けて5つの時代に分かれていたので、それぞれ紹介します。

① 自己分析の必要性に気づく
まず始めに自己分析の必要性に気づいた時代から解説します。
僕も就活を始めたころ、
「自己分析というものがどうやら必要らしい」
という理由で、なんとなく始めていました。
それまでは、過去の自分を振り返るとことをしたことがなく、ただ目の前にある学校のテストや部活、アルバイトに向かって頑張っているだけの人生でした。
それと同じで就職も、大学で学んできたことを活かせる会社に、なんとなく就職していくんだろうと思っていたんです。
しかし自己分析をしながら過去を振り返っていく中で、あることに気づきます。
あれ?今までずっと他人軸で生きてね?
学校のテストを頑張っていたのも周りからすごいと言われたかったから、部活は周りのみんなが入っていたから頑張った、アルバイトも周りに迷惑をかけたくなかったから行っていたなどなど...
全て他人の目を気にして行動していたのです。
それを実感したときに僕は、

そう痛感しました。
そんな時に、ある本に出会います。
それが『嫌われる勇気』です。
『嫌われる勇気』では、
すべての悩みは対人関係である
ということが示されています。
今まで周りの目を気にしていた僕にとって、この本の内容はかなり衝撃的でした。
それまでは就職も、大企業や年収が高いところに就職するのが良いと思っていて、まさに周りの目を気にした選択を取りそうになっていました。
しかしこの本が
「本当に自分がしたいことって何だろう」
「自分軸で就職先を決めるのにはどうしたら良いんだろう」
と思わせてくるきっかけになり、改めて自己分析をする必要があると感じ始めました。

② 人生の目的はなにか考える
1つ目の時代で、他人軸ではなく自分軸で考える必要があることが分かりました。
しかし自分の人生を生きたいとは思ったはいいけど、
そもそも自分軸ってなに?
自分が熱中できることってなんだ?
という考えになっていったのです。
そんな悩みを抱えたときに出会ったのがYouTuberの『Utsuさん』です。
就活をしている人なら一度は見たことがあるのではないでしょうか?
そのUtsuさんが動画内で一貫として提唱しているのが、『人生の目的論』です。
人生の目的論とは
白紙50枚以上に自分の過去の出来事を書き出し、自分がどんな行動をしてきたかを羅列していきます。最終的に自分はこういうことを自然とやっているな。モチベーションがあるんだな。ということの共通点を見つけて、最終的に人生の目的を定めていく。それを実現できる会社に就職しようという流れです。
この人生の目的論にのっとって就活をすれば、自分が本当にやりたいと思ってることを仕事にできるので、仕事が仕事でなくなります。
ただ年収が良いとか、大企業だからといって受けている就活生とはわけが違うというわけですね。
そして会社は、あくまで自分の目的を達成させるための手段ということも伝えています。
僕もその考え方がいいと思って実際に白紙に50枚以上取り組んでみました。
↓実際の紙たち↓
そして最終的に、
人の悩みを和らげ活き活きとした生活をするための手助けをする
という人生の目的まで生まれました。
今こうやってブログで書いているのも、就活生の方の悩みを少しでも和らげて、それで少しでも前向きになれたらいいなという人生の目的に沿った行動だといえます。
しかし、完璧だと思われた人生の目的論にある一つの問題点が生じました。
それは
「これって就活用にカスタマイズされていないか?」
ということです。
よく志望動機などで、
人の悩みを解決したいです!
社会に貢献していきたいです!
っていうのがあるけど、それって本心なのかな?と思ったのです。
僕が考えた人生の目的は、どこか就職用にカスタマイズされたもので、実際にこの人生の目的を語ればどこかの企業に内定をもらうことはできるかも知れない。
しかし結局働き始めてから俺のしたいことってなんだっけ?となるのではないか?とも考えるようになったのです。
注意
※ちなみにUtsuさんは動画内で就活用にカスタマイズされた人生の目的にならないよう注意されているので、そこまでやり込めなかった僕の責任です。
就活に向けて自己分析をしていると、「社会に貢献しなくては!」という発想がどこか根本にあるため、綺麗ごとになってしまっているなと感じました。

『人生の目的論』はKindle Unlimitedの無料体験で読むことができます。
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③ 好きなことを仕事にしたいと考える
ここから3つ目の時代に入ります。
ここからは綺麗ごとじゃなくて、本心から熱中できることは何なんだ?ということを考え始めました。
よくテレビで何かに熱中している博士みたいな人が出てくるじゃないですか。

そういった誰にも負けないくらい好きになれるものを見つけることができれば、仕事が苦にならないんじゃないかと思ったんです。
今では昔はやりすぎはダメと言われていたゲームでも、ゲーマーとなって、人を感動させることができる時代になっていますよね。
だからこそ何かを好きになって、突き詰めればそれが仕事になるっていう確信があったんです。
そこで見つけたのは『「やりたいこと」の見つけ方』です。
「よし!この本を読んで、やりたいこと見つけてあとは夢中に生きよう!」
と思っていたんですが...

この本の冒頭に「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違いという項目があるのですがその中に、
やりたいことを見つけた時には「運命的な感覚」がある
ということがありました。
それを見た瞬間に、今まで勘違いしていたなと思ったんです。
それまでは、本を読めばなにか運命的なものに出会い、そこから熱中していける人生が始まるのではないかと心の中で思っていました。
思い返してみれば、テレビに出ているようなやりたいことやっている人は、「自分がやりたいことってなんだろう?」って悩んだ上でやりたいことを見つけているわけではないですよね。
きっと物心ついたときから好きだったとか、やっていくうちに好きになっていったという感じです。
じゃあ今まで強烈に夢中になれるものがなかった僕は、これからも突然なにかに熱中できる確率は低いことが分かりました。
そこで熱中できるものがある状態って、とりあえず興味のあるものをやってみて、気づいたらやりたいことをやれてるって後から感じるものなんのではないかと考えるようになりました。
その点この『「やりたいこと」の見つけ方』は、自分のやりたいことをどう仕事を結びつけるかということが載っているためオススメだといえます。
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また同時期にメンタリストDaigoさんとか中田敦彦さんがオススメされていた科学的な適職という本も読んでいました。
この本には
好きなことを仕事にするのは間違い
という、今までの過程をぶち壊すことが書いてあります。
なぜなら好きなことを仕事にすると理想が高すぎて、それ以外の仕事をしたときにストレスに感じてしまうからだそうです。
好きかどうかは関係なくて、その仕事における自由さや仕事の明確さ、貢献度があるかなどが、仕事をして幸せになるために必要だということを知ったんですね。
これらの本を読んだことで、過去の自分から自己分析をして、こんな仕事をしたい!就活先を決めるんではなく、未来のなりたい姿から逆算して今の自分に必要なことはなにか考えて進路を選択しようという考えになりました。
④ なんのために仕事をするか考える
じゃあ未来から逆算して就職先を選んでいこうと思ったときに、ここでまたもう一人の俺がささやくわけですよ。
別にそれって仕事をしなくても叶えられるんじゃない?と
そこから、なぜ働くのかについて考えるようになりました。
そこで『なぜ、働くのか』という本に出会いました。
僕はこれまで本だけは、200冊以上は読んできて、いい本だったなーっていうのは何冊もあるんですけど、内容を忘れてしまっているものも多いです。
しかしこの本を読んだことは強烈に覚えてるんですよね。
この本ではなぜ働くかを考えた時に、死生観について触れられています。
人はいつか必ず死にますよね。では残りの大切な人生の時間の大部分を費やす仕事に、どのような気持ちで取り組むかということが述べられているんです。
特にその中での一節は本当に印象的でした。
スーパーで有名なダイエーってありますよね。その一節では創業者である中内㓛(なかうち いさお)さんについて紹介されていました。
ダイエーの元会長の中内さんは当時戦争に行って、多くの戦友が死ぬのを見たそうです。突撃の一言で勇敢な人ほど亡くなり、私は卑怯未練だから生き残ったというんです。当時戦争でみんな飢餓で苦しんでいました。だからこそ人の幸せとは、まず、物質的な豊かさを満たすということで、この生き延びた命を何に使うかという使命感で、ダイエーを創業されたそうです。
これを読んだときに震えましたね。
私たちは当たり前のように生きることが出来ているけど、今でもウクライナとロシアのように戦争が起きてる国も実際にあります。
でも確実に人はいつか死ぬんですよね。戦争に向かわれている方も、毎日を平和に暮らしている僕たちも、同じ死に向かって確実に進んでいることに変わりはない中で、じゃあ自分が人生を捧げて取り組みたいことはなんだ?ということを考えさせてくれました。

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⑤ どのような生き方がしたいか考える
そして最終的な自己分析の仕上げになっていったのに、活用したのが『7つの習慣』です。
この7つの習慣は人格を磨くための、基本的な原則をまとめた本です。
今まで人生を振り返ってきて、さらに未来はこうなっていきたいという方向感が決まった上でこの本を読むと、全てが点と点につながって、仕事をしたいという気持ちが高まります。

まとめ
本記事で紹介した過程を経た結果、
将来自分のなりたい姿を想像し、それに向けてなにが必要かを考え、自分が苦手なことじゃないことを分析し、それが実現できる企業に就職する。
という結論に僕は至りました。
そう考えると、僕の自己分析の結果としては、やはり僕は人生の目的でもでも出たようにに、人の悩みを和らげたいという気持ちが強かったです。
またそれを叶える手段として最適なのがネットだと思いました。でも影響力がなければ言葉も届かない。だから僕はWebマーケティングを仕事にして社会に貢献しつつ、ブログやYouTubeを通して少しでも多くの人が活き活きと生活できる社会に貢献できればいいなと思いました。

しかしここまで来るのに、1年以上はかかっていますし、就活までに間に合わないという場合も多いと思います。
そこでまず始められる自己分析として、死ぬときに後悔しない選択はなにか?ということから始めることが、大切なのではないかと思います。
たしかに今日とか明日が楽しければいいやと思うなら、別に自己分析は就活のために作り上げたものでも良いと思う。でもこれから何十年後とか、死ぬときになって後悔したくない人生を過ごしたいと思った方にとっては、今回紹介した僕の自己分析の過程などは、参考になる部分も多いのではないかと思います。
今回説明した自己分析の方法は僕自身の体験談であるのに加えて、かなり抽象的な説明の仕方をしたので、かなり分かりにくい部分があったと思います。
実際にこういうことで自己分析悩んでるけど、どうやって解決したらいいか分からないという方は、コメント下さい。
僕も就活のプロではないただの就活生ですが、自己分析を通して自分を見つめなおしてきたという経験はしてきたので、一緒に皆さんと考えていければなと思います。
あなたが納得できる選択肢ができるよう応援しています。
最後までお読み頂きありがとうございました。