「せっかく理系に行ったのに、文系就職はもったいないかな...」
「まわりはメーカーやSEになるけど、文系就職で後悔しないかな」
あなたは、このような悩みを抱えていませんか?
僕も理系なのですが、やりたい仕事が文系職だったので、悩んでいました。
しかし就活を終えた今、本当に納得して行きたかった会社(Web広告代理店)に内定を頂き、満足のいく結果で終えることが出来ました。
今なら周りに流されず、理系で文系就職して良かったと断言できます。
とはいえ、まだ文系就職することがもったいないか不安に感じている人も多いと思います。
そこで本記事では、理系だけど文系就職した僕の体験談をもとに、文系就職に迷っている人の参考になる情報をまとめました。

目次
理系が文系就職をもったいないと思う原因
はじめに、なぜ理系の僕たちが文系就職がもったいないと感じてしまうのか、3つの原因を紹介していきます。
学んできた専門性を活かせないから
理系といえば、1限から実験があったり、毎週出されるレポート課題、そして卒業研究で研究室にこもりっぱなしといった人も多いですよね。
そのため文系就職するとなると、学んできた専門性を直接活かすことができなくなってしまいます。
また理系のほとんどが、物理学科、数学科、情報科など特定の分野の知識を学んでいるため、他の業界への応用がききにくいです。
よって今までやってきたことを捨ててまで、他業界に就職するのはもったいないと感じてしまうのです。
理系の方が平均年収が高いから
2011年3月に独立行政法人経済産業研究所が発表した、「理系出身者と文系出身者の年収比較-JHPSデータに基づく分析結果-」という論文の結果、文系と理系の年収の結果は以下のようになりました。
文系出身者の平均値:559.02万円(平均年齢46歳)
理系出身者の平均値:600.99万円(平均年齢46歳)
年収にすると約40万円、月にすると3万円以上異なってくるという場合もありますね。
また大企業の多くがメーカーであり、安定した給料が多いということも上げられます。

2年間を無駄にしたと感じるから
大学院を出ている人は、2年間多く学生生活を送っていますよね。
そこから文系就職をすると、「学部を卒業するタイミングで就職しておけばよかった...」と後悔してしまう人も多いです。
理系こそ文系就職すべき3つの理由
理系が文系就職するともったいないと感じる理由について説明してきました。
しかし理系出身であることは、希少性があり、文系就職する際の強みになります。
なぜそのようなことが言えるのか?その理由を3点紹介します。
数字に強い
はじめに、理系は数字に強いという特徴が挙げられます。
インターネット社会になったことにより、企業には日々膨大な量のデータが積み上げられています。
そのデータを、どのように分析して改善していくかが、今後社会で生き残っていくうえで大切です。
それはマーケティング、経理、人事といったどの職業でも同じことがいえます。
よって文系職こそ、理系の数字を活用する力が、現在求められているのです。

論理的思考力が高い
理系は実験のレポートや研究などで論理的に説明する訓練を4年間行っています。
仕事をしていく中で、上司に仕事内容を説明する際も、論理的に伝えることで、より円滑に仕事を進めることができます。
そうすると、「君と仕事するとスムーズにいくな」と思ってもらい、社内でも出世がしやすいといえます。
よって論理的思考力が高い理系は優遇されるといえます。
意思の強さをアピールできる
理系が文系就職するメリットとして「それだけその仕事をしたい!」という意思の強さをアピールできる点があります。
理系職ではなく、わざわざ文系職を目指すということは、それだけの理由があるからです。
その理由は、在学中にやりたいことができたり、理系職だけは向いてないことが分かったなど様々ですが、ただなんとなく進路を決める人たちよりも明確な理由をもっていることをアピールできます。
ちゃんとその点をアピールすることができれば、むしろ人事の方に好印象をもってもらえます。
僕自身も大学が理系でしかも医療系だったので、なぜ病院やメーカーではなく文系職に就くか面接でよく聞かれました。
そこで自分がなぜ御社を選んだのかという理由をはっきりストーリーを交えたことで、好印象を持ってもらえます。

文系就職を成功させる3つの方法
理系こそ文系就職するべき理由を紹介してきました。
ここからは、具体的に理系が文系就職するためにはどのようなことが必要になるのか説明していきます。
文系就職する理由を説明できるようにする
先ほども紹介しましたが、なぜ理系のあなたが文系就職するのかを説明できるようにすることで、説得力のある意見をもつことができます。
あなたが面接官になることを想像してください。
理系でずっと研究をしていたのに、営業マンになりたいという就活生が面接に来たとします。
当然、なぜメーカーや研究職ではなく、営業マンになろうと思ったのか聞きたくなりますよね。
そこで「大学で研究をする中で、自分が研究するよりも、より多くのお客様に技術を広めたいと考えるようになりました。その理由は~」といって語れることができれば、経験を踏まえた上での意見となるので、説得力が生まれます。
文系就職したいなら、なぜ理系じゃないのかという理由を、はっきり説明できるようにしておきましょう。
就活仲間をつくる
理系が文系就職するとなると、周りは理系就活をしているため、就活仲間がいないという問題が発生します。
しかし今はネットを駆使すれば、ピンポイントで自分と同じ状況の就活生と繋がることができます。
もちろん同じ理系で文系就職してる人たちもです。
「でもどうやって繋がったらいいの?」
そこでおすすめなのが、ログナビです。
ログナビとは
全国の就活生と情報を交換したり、マッチング機能を利用して、自分と相性が良い企業を見つけることができるアプリです。
ログナビをインストールしておけば、志望業界が一緒の仲間や先輩と繋がれ、1人で就活の悩みを抱える必要がありません。
また以下のように便利な機能が豊富です。
ログナビの便利な機能
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・同じ大学の友だちを検索してメッセージ

この機会にログナビを早速ダウンロードして、就活を有利に進めていきましょう!
エージェントを利用する
最後に紹介するのが、エージェントを利用するということです。
「えっ...エージェントを利用するのはよくないって聞いたことがあるな...」
そのように感じた方もいらっしゃると思います。
実際僕もそう感じていました。
しかしエージェントも利用次第で、有効に使えます。
就活のプロに相談することで、理系の強みを生かした就職先を紹介してくれます。
しかし就活エージェント側もビジネスなので、提携している企業への入社を薦められることもあります。
そんなときこそ、自己分析をし、自分がやりたい仕事を今一度整理し、その眼鏡を通したうえでエージェントを利用すれば、うまく活用できると言えるのです。
就活エージェントのオススメとしては、JobSpringがおすすめです。
受けるだけ受けて、最後に決めるのは自分次第なので、とりあえず登録して様子見するのもありなので、気軽に登録してみましょう。
【実体験】理系だけど文系就職して本当によかった
僕はこれまでにも紹介したとおり、理系ですが、周りが院に進んだりメーカーに就職を決める中、文系就職しました。
僕の所属する学科は50人ほどいるのですが、僕が知る限り、僕しか文系就職した人はいません。
そんなマイノリティな進路を選択をした僕ですが、誰よりも納得して就活を終えることができたと思っています。
というのも、最初から将来の夢をもって大学に進んだ人はごく少数で、ほとんどは周りがなんとなくメーカーに行くからとか、大学で学んだことを活かしたいといった人がほとんどだからです。
そのなかで、自己分析を重ねた結果、文系就職した方が良いとなり、今の進路を選択しました。
今理系で就職先に悩んでいるという方には、周りの進路などは気にせず、自分の心に聞いてみて、一番挑戦してみたい分野に行くことをおすすめします。
まとめ:理系で文系就職するのはもったいなくない
理系で文系就職することは、もったいないことではありません。
もし自分の心に逆らって就職先を決めたら、結局働き出してから転職を考えることになります。
今が人生で一番若い瞬間です。
将来の自分が後悔しない選択をしていきましょう。