
就活本当に辛いですよね。
果てしないES提出、面接で緊張の連続、友人たちの内定報告などなど、私たちのメンタルを削るイベントがこれでもかと押し寄せてきます。
筆者である僕も、就活によって精神的にしんどくなっていました。
しかし就活のどういった部分にきつさを感じているかを理解したことで、心が軽くなりました。
そこで本記事では、筆者の実経験をもとに、あなたが就活のどこにきついと感じているか9つ紹介します。
本記事の内容
・就活がきついと感じる理由
・働いてからも安心できないわけ
・就活の向き合い方
早速内容に入っていきましょう。
目次
【23卒】就活がきつい理由9選
就活がきつい理由を以下の3つに分けました。
就活がきつい理由
・自分を否定されるから
・何から手をつければ良いか分からないから
・新卒のシステムに苦しめられているから
一つずつ解説していきます。
自分を否定されるから
就活は自分を否定されるイベントです。
選考に落ちると、今までの自分を否定されているような気持ちになりますよね。
そこで私の実体験をもとに、自分を否定されてるな、就活きついなと感じた場面を3つ紹介します。
GD・面接で苦労する
GD・面接で上手くやれる人を見ると、上手くできてない自分を否定してしまいそうになりますよね。
例えばGDに参加してみると、
・テキパキ仕切れる人
・アイデアをバンバン出す人
・真っ先に画面共有して書記やる人
などなど...
仕事ができる(ように見える)人がたくさんいて、自分との差に落ち込んでしまいがちです。
これは面接においても同じことがいえます。
人事の人にガクチカを深堀りをされると、
もっと上手いこと言わなきゃ!
と思って逆に言葉が出てこなくなり、面接が上手くいかず、落ち込んでしまうのです
面接は嘘をついたもん勝ち?
そうやって私たちが面接について苦しんでる間、面接で嘘の話をまるで本当にあったことのように話す人がいるのも事実。

そうした実力が正当に評価されない、嘘はついたもん勝ちの就活に嫌気が差してしまう人も多いです。
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【面接】嘘をついてまで受かりたくない【23卒】
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選考で落とされる
選考で落とされる経験も、自分を否定されたように感じてしまいます。
1ヶ月以上選考に時間をかけて、「絶対内定取れる!」と思った企業にいざ落とされるとショックも大きい
僕自身も2度の面接と筆記試験、人事の方との面談を行い、やっとたどり着いた最終面接で、あっけなく落とされてしまった経験があります。

その他に早期選考でインターンに参加したものの、本選考ではあっさり落とされてしまった...という人も多かったです。
かける労力は大きさに対して、落ちるときは一瞬。そのような就活の特性自体が、私たちを辛くしているといえます。
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【23卒】就活向いてない...どうしたらいいの?【解決策はこれ!】
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周りと比較して落ち込む
最後に紹介するのは周りと比較して落ち込むというケースです。
あなたの周りの人で
「大手から内定貰った!」
「早期選考で内定もらった!」
と報告している人はいませんか?
特に今はSNSの時代で、調べればいくらでもそんな情報が出てきますよね。

このように人と比べて落ち込んでしまうのも、自分を否定してしまうきっかけと言えるでしょう。
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【23卒】就活で周りと比べてしまう...どうしたらいいの?
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何から手をつければ良いか分からない
就活でやることが多すぎて何から手を付ければ良いか分からないという事態が発生しがちです。
ここでは代表例を3つ紹介します。
ガクチカがない
ES提出や面接を受けるにあたって、ガクチカが無いことに頭を悩ませていませんか?

このような就活生の本音が聞こえてきます。
いざネットでガクチカの例を調べてみても、
「バイト先の売上を30%上げました!」
「毎週河川敷でゴミを拾うボランティアに参加してました!」
みたいな情報ばかり...
思わず「絶対嘘だろ!」と感じるようなエピソードばかりです。
とはいえ、何かしらガクチカを作らなくてはいけません。
しかしこのご時世上、外で活動するのも厳しく、サークル活動や留学も出来ない...

筆者である僕も、このガクチカ無い問題に頭を悩ませていました。
運よく僕の場合は、ブログで情報発信をしていたので、それがガクチカにすることができました。
これが意外と好印象で、選考有のインターンの選考に通ったり、大手広告代理店の最終面接にも進めることができたんです。

そう考えている方にブログはオススメです。
ガクチカがなくて悩んでいる人でも、今から始めることができます。
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大学生がブログを始めるべき理由6選【就活にも役立つ】
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終わらない自己分析
どこまでやっても終わらない自己分析も、私たちの頭を悩ませていますよね。
「あなたがやりたいことはなんですか?10年後になりたい姿はなんですか?」
そのような質問を投げかけられて、必死に答えようとするも出てこない...
だからこそ自己分析をする必要があるのですが、やればやるほど自分について分からなくなる。

考えれば考えるほど分からなくなり、途方に暮れてしまう。そのようにして就活に対して疲労感を感じてしまうのです。
ちなみに僕は、5つのステップを重ねたことで、自己分析の内容を深め、第一志望の企業に内定をいただくことができました。
「結局入りたい会社に合わせた自己分析になってしまう...」
「これが本当に自分を表しているのかな...」
以上のような悩みを抱えている方は、僕が自己分析の沼から抜け出した方法を以下の記事で紹介しているので、ざひ参考にしてください。
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自己分析が終わらなかった23卒の僕が沼から抜け出した方法【23卒就活】
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<<自己分析が終わらなかった僕が沼から抜け出した方法【23卒就活】
ハードル高すぎるOB訪問
OB訪問も就活生にとってハードルが高いものの一つですよね。
なんせやるまでに、これだけの工程を踏まなくてはいけません。
OB訪問の流れ
自分の大学の先輩を探す
アポをとる
実際に会う
お礼メールする
そうなると、OB訪問をするのがおっくうで、後回しにしてしまいがちです。
そん状況の中で、友だちが「5人以上OB訪問してるよと」いう情報を聞くと更に焦ってしまいます。

新卒のシステムに苦しめられる
新卒就活のシステムそのものに疑問を感じ、苦しめられている学生も多いのではないでしょうか?
そこで新卒就活がおかしい!と思った理由を3つに分解しました。
新卒就活がおかしい理由
・現代に適合していない
・新卒カードを無駄にするなという意見
・馬鹿馬鹿しい新卒就活のルール
一つずつ解説していきます。
現代に適合してない
そもそも終身雇用が終わったとされる中で、新卒採用のシステムが適合していませんよね。
今までは就職を頑張って新卒で大企業に入れば、一生安泰だったかもしれません。
しかし今は違います。仮に新卒で大企業に入れたとしても、一生安泰なんてことはありません。
会社に入ってからが本番で、そこから頑張らなくてはいけないのに、目の前にある就活に頭を悩ませ、きついと感じてしまう。
そもそもESや30分程度の面接でその人の技量が測れるわけがありません。
だけど就活シーズンは待ってくれないから、目の前の結果に一喜一憂してしまう。そして将来のことを深く考える暇がなくなります。
実際に海外の人からみても、日本の新卒就活はおかしいようです。
もちろん日本は日本の文化があり海外が良いとは限らないのですが、なぜ企業が新卒にこだわるのでしょうか。学校から卒業し、大学で一生懸命勉強し、多くの人はバイトをし、就活に2年を尽くしてすぐ就職する...これでは働くために生きているのではないでしょうか。そもそも22歳で人生なにをしたいか決めている人は誰がいるのか。結局別の会社に行く人も多いのではないでしょうか。
今の日本では新卒就活に失敗したら、人生のレールから外れるという考えが根強くありますよね。
だからこそ失敗できないという思いが、プレッシャーに代わって押し寄せてしまうのです。
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新卒カードを無駄にするなという意見
新卒の制度が現代の時代に合っていないのは分かってきました。
だからといって、新卒就活の呪縛から逃れられません。その足を引っ張っているのが新卒カードを無駄にするなという意見です。
新卒採用は人生一度きりのチャンス
そのように言われるもんだから、仮に心の中では
「新卒採用で失敗しても大丈夫。社会人になってから頑張れば良いんだ」
と思っていたとしても、
「新卒で失敗したら人生終わってしまうんじゃないか?」
という思いが増幅してしまう。
そして最後には大手病に陥り、どこにも受からないという悪循環が生まれてしまいます。
就活が馬鹿らしく感じる
そんな現代に適合していない新卒就活に、嫌気がさした人も多いです。
・第一志望じゃなくても、「御社が第一志望です」と言わなくてはいけない。
・初対面の人との運要素満載のグループディスカッションで合否が決まる。
・髪型は黒、服装はスーツ、みんな作り笑顔
などなど...

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就活は馬鹿らしい?その原因と対処法7選【23卒】
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働いてからも安心できない
これまで就活がきつい理由を9つ紹介してきました。
しかし一番の問題は、それだけ苦労して企業から内定をもらっても、安泰ではないということです。
以下のデータをご覧ください。
※出典:厚生労働省 新規学卒者の離職状況より「学歴別卒業後3年以内の離職率の推移」
厚生労働省が2020年に実施した調査によると、入社後3年以内に辞めてしまう人は32%を超えることが分かっています。
つまりあれだけ必死になって就活しても、3人に1人は3年以内に転職か職に就かない状態になるのです。

そう思ってしまうのは当然の結果だといえます。
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就活に向き合う考え方が変わった話
ここからは、あなたと同じように就活きつい...と感じていた筆者が、就活に前向きに取り組めるようになった経緯を紹介します。
「俺ってなんのために就活やってるんだろう...」
大学3年の夏休み。異常に早期化している就活に嫌気を感じながら部屋で一人、パソコンの前でESを作成しながら考えていました。
新卒のチャンスは人生に一度しかないから、ここで頑張らなくてはいけない。
そういった考えが頭から離れず、サマーインターンや会社説明会に臨んでいました。
しかし頭のどこかで、周りに流されて就活することに疑問を抱いていました。
そこで就活について調べてみると、せっかく大企業に入れたとしても、鬱になってしまう人がいることを知りました。
就活で頑張るのも辛い、せっかく内定しても3年以内に3割の人が辞めてしまう
一体どうしたらいいんだよ。そう思っていました。
しかしふと、思い浮かんだんです。
どうせ一度きりの人生なら、自分の好きなように生きたもん勝ちじゃないか?。でも自由と責任は両隣だから、自分の責任は自分で取りたい。
この考えになってから、ただ目の前の就活に成功するだけじゃなく、その先の人生単位で、自分の進路について考えるようになりました。
しかし自分の責任は自分で取りたいと思っているけど、今は一人でお金を稼ぐ手段もない。
そう思ったときに、現状を変えてくれたのがブログの運営経験でした。
ブログといっても、芸能人がやっているような日記ブログではなく、本記事のような、情報をまとめて発信するブログです。
お金もないが時間のある大学生にとって、ブログはビジネスを学ぶ良い経験となりました。
そしてブログをコツコツと取り組んだ結果、月34,000PV。月1万円の収益をブログから上げることができるようになってきました。
もちろんこの成果だけでは生活はしていけません。しかしこのブログで得た経験は僕の力になってくれました。
ブログの運営経験を就活でも語ってみると、Webマーケティング系の会社でも好印象でした。
また逆求人サイトからオファーが来たり。ブログの運営の過程を面接で語ることで、大手広告代理店の最終面接に通るようにもなりました。
ブログを就活の軸、そして人生の軸にした僕にとって、就活は『ただ受け身の姿勢で終身雇用をしてください』とねだる就活ではなく、『自分の成長のために学べる環境に入るために就活する』という考えに変わっていきました。
まさしく会社に依存する就社の考えではなくて、職に就く就職の考え方ですね。
この先、新卒で入った会社に終身雇用してもらえる保証はありません。
必ず個人の力を身に付けて、稼いでいかなくてはいけない時代がきます。
その上でブログを運営してきた経験は、ビジネススキルを高められるだけでなく、就活でのガクチカ、将来的に副業収入を得るということも可能になります。
もちろんブログで成果を出すことは簡単ではありません。しかし大学受験を乗り越えてきたあなたなら、ブログで収入を得て、人生の選択肢を増やせるポテンシャルは十分にあります。
自分の人生は自分の手で切り開いていきたい。そんな方にブログはおすすめです。
具体的になぜ大学生がブログを始めるべきなのかは以下の記事で詳しく解説しています。
僕の場合、ブログを軸にするということが、就活に対する向き合い方に変わりました。
ぜひあなたも、自分の人生の軸となるようなものを見つけて頂けると幸いです。
まとめ
本記事では、就活がきつい理由9選を紹介しました。
もう一度まとめると、
就活がきつい理由9選
① GD・面接で苦労する
② 選考で落とされる
③ 周りと比較して落ち込む
④ ガクチカがない
⑤ 自己分析が終わらない
⑥ OB訪問のハードルが高い
⑦ 現代に新卒が適合してない
⑧ 新卒カードは無駄にしてはいけない
⑨ 就活を馬鹿らしく感じる瞬間がある
以上のようになります。
就活本当につらい時期ですよね。でも就活がつらかったからこそ、僕は自分の人生について本気で考えることができました。
就活が全てではないですが、ぜひあなたが納得する終わり方ができたらそれが一番の選択肢だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。